電柱抜いて大型車?“常識外”の工事計画に住民の怒り爆発―志村一貫校建設住民説明会
- TEAMくらデモ

- 2025年8月5日
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7月21日(月・祝) 14時〜16時、グリーンカレッジホールにて、志村小学校と志村第四中学校の小中一貫型学校改築工事に関する説明会が開催された。参議院選挙の翌日で、異例の祝日の開催だった。改築工事の説明会とはいえ、学校建設に関わる内容。それにもかかわらず、教育委員会は不在であった。説明会の様子をリポートする。
【2回の入札不調】
板橋区で初めての小中一貫校である志村小・志村四中小中一貫校の建設工事は、当初「着工予定 2024年11月1日、完了予定 2028年12月30日」(4年2ヶ月)としていましたが、建設工事を請け負う業者の選定のための入札は、2回とも不調で決まりませんでした。
今回の説明会で、工期が「2025年6月24日から2030年1月18日(予定)」(4年6ヶ月26日)だとわかりました。いつの間にか工期が延び、「予定」の文字まで入っています。やはり、志村小と志村四中はそれぞれで改築するのがベストではないかと、あらためて思いました。
大手建設業者が入札に参加しなかった理由は、「工期が短い」「周辺道路が狭い」などと聞いています。3回目の入札で、村本建設という大阪の業者1社が応札し、決定しました。予定価格122億8,239万円(税込)に対し、落札価格は121億円(税込)と2%の誤差での落札だったことにも疑問が残ります。
2回の入札公告が行われながら、いずれも実績ある建設会社がそっぽを向いた案件に、なぜ大阪の業者1社しか手を上げなかったのか? 建設業界の専門家でも、この建設工事には二の足、三の足を踏む問題があるのではないかと、素人目にも映ってしまいます。
【建設工事説明会】
7月21日(月)14時からグリーンカレッジホール3階で、紛争防止のための工事説明会が行われました。近隣住民と工事に関心のある人たち、そして数人の区議会議員、合わせて26人が参加しました。
開会にあたり、司会の板橋区政策経営部・教育施設担当課の係長は、工事説明後の質疑応答について「質問者は氏名を述べ、1点のみ質問ができる。質問者には番号札を渡す」と、最初から制約を課す構えでした。
会場から「質問者には自由に質問できるよう保障すべきだ」との抗議の声が上がり、多くの賛同を得て、「質問者1人につき1点限り」という制約は撤回されました。
当初予定された2時間のうち、1時間10分をかけて工事概要、工程・作業計画、アスベスト対策、家屋調査についての説明が行われました(予定の50分を20分オーバー)。

【住民の不安と不信】
引き続き、質疑応答が行われました。
近隣住民からは、志村四中周辺の道路が狭く一方通行であることから、大型の工事車両や重機が入ることへの不安と疑問が出されました。これについて、驚くことに電柱を抜いて一方通行を解除させることまでも考えているというのです。
そうまでして多数の工事車両を行き来させ、近隣住民の住環境を悪化させる工事を着工しようとしています。志村四中正門前の道路幅はわずか5メートル余りで、しかも90度に屈曲する箇所があり、大型車両の通行は容易ではないと思われます。
志村小の建替を一方通行を理由に、「作業が困難」との理由で否定しておきながら、ほぼ同様の困難を強引に押し切ろうとするのは無理があります。
質問者から建設会社に対しては、「そもそもこの小中一貫校建設工事は、板橋で最悪の教育環境の学校を作ることになり、地元は望んでいない。2回の入札不調を繰り返した。村本建設よりも上位の会社が辞退している。村本建設に東京都内での学校建設工事の実績はあるのか?」と、工事着工への納得のなさと、建設業者への不信感がぶつけられました。
振動・騒音の管理、生徒と学校への安全配慮、アスベスト除去についてなど多数の質問があり、説明会は1時間延長され、17時に閉会しました。








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