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  • 執筆者の写真TEAMくらデモ

地域住民の不安や疑問の声が検討委員会に伝わっていない。第16回検討会(志村小・志村四中 小中一貫型学校設置検討会)報告速報

更新日:2023年11月2日

検討委員会による検討が少なすぎる!


10月31日(火)第16回検討会(志村小・志村四中 小中一貫型学校設置検討会)が開催されました。出席者がますます少なくなり、今回は委員21人中9名欠席、1名遅刻でした。欠席が半数近いだけではなく、1時間15分の会議時間のうち設計案説明の30分を含み大半の時間は区教委事務局からの報告や説明でした。


10月3日・7日の板橋区教育委員会による説明会での住民の関心とは対照的に、検討委員会の議論は実に低調でした。委員の発言はわずか5人で、いつものように「議論」は起こりませんでした。検討委員会による検討の余地が少なすぎると思いました。


そもそも現在の検討委員会は、地域住民の声を、小中一貫型学校に不安を感じている説明会参加者の声を十分に代弁しているのでしょうか? 検討委員会のあり方自体が問われており、これもまた教育委員会がどのように検討委員会を設置したのかに関わります。


検討委員の中に1人でも学校現場がわかる教職員か、問題を批判的に注意深く検討できる委員がいれば議論は起き、事態は変わっていたはずだとも思いました。「検討会で十数回熟議したから計画は変えない」と言う区側の主張に改めて憤りが沸くばかりでした。


当日は、①志村小と志村四中の小中一貫型学校の新設計案の説明(地域説明会と同内容、ここでは省略)があり、その後に②地域説明会についての報告があり、③10月21日の志村小学校の土曜参観日で行われた、志村小「説明会」の報告がありました。


以下は、私たちの手による検討会の抄録とコメントです。正確なものは、後日公表される板橋区教育委員会による議事録をお読みください。


説明会で強く出された住民の不安や疑問の声が 検討委員会に伝わっていかない


教育委員会からは、10/3志村四中では参加者42名で18:30~23:00、10/7グリーンカレッジホールは75名参加で2:30~10:30、さらに外で11:30までと事実は正確に報告されました


しかし、連日深夜に及んだことに、誰も驚いたり内容を知りたいという反応はありませんでした。それはなぜか。実は、当日の説明会に参加した課長は言うまでもなく、教育委員会自身が説明会が深夜に及んだことを問題と全く感じていないからではないでしょうか? 教育委員会が形式的・事務的に報告できてしまうからこそ、検討委員会自体が地域説明会での住民の不安や疑問を深刻に受け止めきれないのです。


説明会ついての意見については後からの文書も含め150本あったと報告しながら、検討会に説明したのはそのうち8本だけ。質問内容も単純に無機質に薄められ、回答の方が詳しく、当日の実態をまったく反映せずに重要な問題点や切実な意見を伝えない報告でした。以下の通りです。


①トイレブースの減少→生徒数が多い時の数なので適正に戻した(現志四中68→新一貫校中学32)

②校庭が狭い→体育館が広くなりカバーできる、限られた条件で工夫するのも教育

③図書館が開放型→本に触れやすく交流が進む、車椅子生徒は補助、先例の上一中で本の紛失などは聞いていない

④フリーアドレス職員室→他学年教員と交流できる、机の整理整頓が進む

⑤教育長出席要求→自分たちが教育長の負託を受けた代弁者、教育長は同意見なので不要

⑥計画の賛否調査→決定事項なのでしない、よりよい一貫校にするためのアンケートなら可

⑦協議委員とのディベート要求→協議会で時間をかけて熟議し教育委員会で決定したことなので不要

⑧紛争認識と説明会継続要求→紛争は望まないが法令に則り対応、引き続き丁寧に対応する



⑤の住民側の教育長出席要求について、「教育長の負託を受けた代弁者、教育長は同意見なので不要」とありますが、そもそも、教育長は元防災や建築の一般職と同程度の教育的知見なのでしょうか? 課長たちは説明会当日、核心をつく住民の質問に答えられず最後に頭を下げるだけだった事実が紹介されていません


井上委員(元協議会会長・志村城山町会会長)の発言。

「今まだ反対の声が多いことに責任を感じています。協議会の最初は現志村小を残してほしいというのがみなさんの強い願いでした。志村小の廃校については反対から始まった協議でした。現地での改築は難しいという事務局からの厳しい意見をいただいて、4年間知恵を絞って苦労した苦渋の判断が現計画です。いい学校、いい一貫校になってほしいと願っています

地権者からの借地返還要求はなかった?  板橋区教育委員会の説明責任が問われる


地権者から、借地返還要求があったことが現志村小廃校の原因の1つかのような誤解が広まっているので確認したいと提案がありました。

令和2年(2020)12月の区のHPに「地権者から返還要求があったため、区として借地返還について地権者と協議する」と記載がありました。 令和2年7月に協議会で一貫校化が決定しており、11月に地権者に伝えたのでこの部分は「返却も含めた相談があり、協議を行った」に訂正されました。一度なされた明確な記載を板橋区があいまいなものにして訂正しています。


この事実は志村小問題の根幹に関わるもので、後で簡単に訂正すれば済む問題ではありません。記載の訂正についての説明責任が板橋区にはあります。こんな大事な決定をしれっと訂正するのでは、事実上の公文書の改竄と言われても仕方がありません。この問題は文教児童委員会でも追及されています

石川委員(志村小CS委員・城山幼稚園前園長・志村小地権者)の発言

「教育目的なら引き続き区に土地を貸す意志はある。返還されるならこちらで体育館を建て災害時に区に防災用に使用して貰ってもよい。これ以上の案はないのではないか」



10月21日土曜参観日の志村小「説明会」の報告

54名(うち子ども5名)の参加があったと報告がありました。質問を受けるだけでなく上板橋二中のオープン図書室のビデオを見せたり、写真でバラ色に説明したようで「体育館、プール、図書館など施設が素晴らしい」など感嘆の声が検討委員に紹介されました。


バラ色だというのは、私たちが地域説明会で教育委員会に伝えた疑問や質問の意見を全く無視して、自分たちの都合のいいような説明だったと感じられるからです。上二中のビデオは検討会でも上映され、傍聴席から私たちもその内容を確認しました。しかし、上二中と志村小・志村四中の一貫型学校は全く条件が違います。上二中は単独中学で、人数も多くはなく校舎に余裕があります。新築でゆったりと綺麗な図書スペースは一貫型学校で本当に実現できるのでしょうか。小中合同で過密・ほとんど通路に本が並んだだけの一貫型学校と上二中は別物であり、リスクや問題点については全く説明しない点で「悪質商法」のように見えました。


検討委員会からのその他の意見としては、「直接の説明会はありがたい、今後も定期的に望む」「オープン教室(教室は大きなドアが開かれたまま授業をする)で受験前の9年生は落ち着いて学習できるのか?」「できれば志村小を残してほしかったがよい学校を望む」、ほか今後の通学区域や工事予定の質問、などがありました。


さらなる「説明会」要求には、「確約できないが、また土曜参観のようなついでの機会を捉えて実施する予定。来年1月25日の志村小新入生入学説明会では説明する」と答弁がありました。


橋本委員(志村四中PTA会長)の発言

「志村小はなくなるの?図書室も職員室もなくなるの?とよく聞かれる。志村小はなくなりません、名前は残ります、図書室も職員室も全部なくなりませんと答えている」

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