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執筆者の写真千代崎 一夫(住まいとまちづくりコープ代表 )

住宅街に長さ120mを超すマンション建設計画

更新日:2021年2月25日


「板橋区大山町53計画」についてレポートをします。係争中なので部分的です。

 マンション建設計画の近隣にお住まいの方から相談の電話がありました。私たちの事務所「住まいとまちづくりコープ」では様々な相談を受けることも業務としていますが、「NPO設計協同フォーラム」と協力して、「火曜日と木曜日の午後に無料相談会」をおこなっています。ここでは近隣紛争やリフォーム、新築、マンションの大規模改修や運営の相談を受けてきました。

 相談は私と一級建築士が受けました。


 建設計画に違法性、解体工事での近隣への配慮不足、説明会をおこなったが説明不足、誠意のない態度などが問題と話されました。それぞれについての見解を述べました。


 このままではおかしいと思うのなら、組織を作り、代表者を決め、会場を自ら用意し、説明をさせることなどが必要ではないかと提起をしました。

 先方は利益のためでありますが、相当なお金と時間をかけて準備をしています。突き崩すのは大変です。こちらは獲得するものはなくても、いいたいことは突きつけたいという考えと、できれば成果としても何かをもぎとりたいという、両方の気持ちがあることは不思議ではありません。

 いずれにしても、まちづくりの主人公、市民として考え、行動を始めることが大切です。今ある建物を撤去して更地にして、その土地をまとめて大規模開発するような場所は、区内でもたくさんあります。つまり、これからも出てくる可能性はあります。


 他の開発のことにも気を配り、どのように進められていくのかを学んでおくことは,大切だと思います。いざ自分の身に降りかかったときに、対応できる経験は役に立つからです。

 「板橋区大山町53について考える住民有志の会」が7月16日の夜に仲町地域センターで「住民説明会」を開きました。事前に出していた質問や要望に応えさせました。

 

 ほやほやの有志の会ですが、自らが主催をした交渉の場をつくったことになります。会の意向が分かるよう集会へのよびかけ文からの引用をします。


 

よびかけ文の引用:


 (仮称)「板橋区大山町53計画」(三菱地所レジデンス株式会社と三菱倉庫株式会社によるマンション建設計画)について憂慮し、住みよい環境をもとめる住民の有志です。


 昨年12月に解体工事についてのみ説明会が行われましたが、その時点では何を建てるかは、質問しても一切話されませんでした。


 そして、今年に入り、6月25日に第1回説明会が開かれ、建設予定のマンションの設計図が初めて公開されました。そこでは、ごく簡単な説明がされましたが、住民側にとっては、すぐに理解や納得のできるものではなく、様々な懸念や質問、苦情、注文が出されました。しかし、会社側は、コロナ禍であることや時間がないことを口実に、早々と説明会を打ち切りました。


 ただ、「今日がスタートです」と会社側が繰り返し述べていましたので、これからも住民との丁寧な話し合いが行われるものと期待し、要求していきたいと考え、住民の会をつくりました。そして、マンション建設にかかわる様々な問題について、もっと納得できる丁寧な説明や回答を会社側からしてもらうために、下記のような会を準備いたしました。是非ご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。

 

「(仮称)板橋区大山町53計画」

  事業主   三菱地所レジデンス株式会社

        三菱倉庫株式会社

  設計・監理 株式会社環建築設計事務所

  総合窓口  株式会社ネッドエンジニアリング

  所在地   板橋区大山53番地

  用途地域  商業地域/第2種住居地域

  構造    鉄筋コンクリート造 14階/地下1階

  用途    共同住宅/187戸

  敷地面積   5,275㎡

  建築面積   2,827㎡

  延べ床    18,938㎡

  高さ     44.95m



こんなに良い樹があります。マンションの中庭に取り込む計画のようです。

敷地の真ん中にある樹木

























こんなに広い土地です。

敷地の向こうは川越街道
敷地の向こうは川越街道


北西はぎりぎりにマンションが建てられます。

隣接建物にくっつくように立てられます
隣接建物にくっつくように立てられます


北東もぎりぎりでの建設予定です。




おふく地蔵は残ります。

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